路地裏物語屋
次の日、峯尾は学校を休んだ。
あれだけ、泣かせて
しかも1人で置き去りにしたんだから
絶対に俺が原因だ。
今日は誰も話しかけてくる人は
1人もいない。
休み時間はいつも通りパズルを見つめて
昼休みは1人で購買のパンをかじった
昨日、バカにされた相手がいないのが
なぜだか悲しく感じる。
峯尾は今、何をしているのかが気になって仕方なかった。
帰りのホームルームになって、担任が教室に入ってきた。
何故か重苦しい表情で。