俺、兄貴になりました②



翔にぃの後ろを無言でついていく。


あんなに勢いよく飛び出して行ったくせに、すぐに帰って来るなんてカッコ悪い。


家についてなかなか入ろうとしない俺の背中を翔にぃが押す。




やだな。

どんな反応されるんだろう…。



気が重たいまま家のドアを開けた。






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