俺、兄貴になりました②
「何もないよー!俺、シャワー浴びてくんね!」
「「??」」
明日も会えるかな。
明日会えなくても、明後日なら会えるかな。
もう一度話したい。
姿を見たい。
声を聞きたい。
笑顔が見たい。
いつもと変わらない朝。
いつもと変わらない日常。
そんないつもと変わらない日に起きた、小さな出会い。
まだ気づかない、小さな恋の芽。
その芽が満開に開くとき、それが恋だと気づくんだ。
これが恋だと気づくのは、花が開くまでのもう少し先のお話。