夏のキセキ!【短】
「よし、これでいこう。」
一通り録音したセリフを放送室内に流した後。
谷口先輩の一言に、黄色組の3年生は全員、納得したようにうなずいた。
「これでCD作ってくれるかな。」
谷口先輩が放送部員の私達に向かって言った。
「はい…!」
ミキサー女子達の瞳が少女漫画のように輝いてます。
かくいう私も…、
谷口先輩のかっこよさにうっとり。
もちろん、
谷口先輩のため(だけ)にCD作ります!
でも、もう放送部に来てくれないんだな…。