夏のキセキ!【短】
#2:キセキの出会い
先輩達に半ば強制的に鍛えられ、やっと放送部にも機械操作にもなじんできた夏休み。
蒸し暑い空気に反して、爽やかなブルーの空。
更に遠くには入道雲が背を伸ばして、朝っぱらからセミの鳴き声が大合唱。
そんな分かりやすく夏らしい外の様子を尻目に、私は毎日部室に入り浸りだった。
何故なら…、
運動会の準備があるから!