隣のあなた。

幸せな毎日だった


『敦司さん、起きて』


敦司さんは朝が弱いらしく
一度で起きてくれない


『遅刻しちゃうよ?』


起きるのに必ず30分はかかる
多分、起きているんだけど
動くのに時間がかかるんだと思う。


『もぅ、知らないよー』


私がベットから離れようとすると
敦司さんの腕は私を捉え
ベットの中に入ってしまう


『もぅ、敦司さん!』


「紗織…会社行きたくない…」


敦司さんは駄々をこねる
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