隣のあなた。


気持ち悪くて
私はその手紙をくしゃくしゃと丸め
ゴミ箱に捨てた。


敦司さんに言えばいいんだろうけど
ちょっとの事でも
敦司さんなら心配しちゃうから……

あまり心配かけたくない。
まだ、大丈夫だし。



「紗織、あれ?着替えてないの?」


敦司さんの声に驚き


『あっ、え?あ…着がえるよ』


そう言って着替えに行こうとすると
敦司さんは私を抱きしめ


「手伝いますよ」

そう言ってくる
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