隣のあなた。
「ん?どうした?紗織」
『ううん、敦司さん…大好き』
私は不安をかき消すように
敦司さんに不安を知られないように
敦司さんに抱きついて寝た
敦司さんは何も言わず
私を優しく抱きしめてくれた。
手紙が来てから
特に何か起こるわけでもなく
ただ、毎日が過ぎていく
手紙もあれから来ない。
徹さんは……特に私に接触してこない
敦司さんとも何事もなく
仕事をこなしているようで
特に私との事も振れてこないみたい。