隣のあなた。

ただのイタズラだったんだろう。
大丈夫かな?


『ねぇ?荷づくりできたの?』


「あぁ……大丈夫」


私たちは少しの間
リフォームの為にホテル住まいする。


衣類や最低限のモノは
ホテルに送る
明日はもうここには戻らない。


『この部屋が……敦司さんと引き合わせてくれた…お爺様に感謝しなきゃ』


私は会ったことないお爺様に感謝した


「あの爺さん、ここに住んでるわけじゃないのに、俺はよく会ってた」


『え?どういうこと?』


「んー…今思えば、俺に合わせてたんじゃねえかな」
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