隣のあなた。


それで知ったらしい
私がストーカーされている事を……


敦司さんがホストを辞め、ショッピングモールに戻ってから、今宮さんはお義父さんに会いに行ったと言う。


「ま……そこからの付き合いなんだが、うちの顧問弁護士として依頼したんだ」


『今宮さん…』


お爺様の依頼とはいえ
私を気にかけてくれたのは事実。


「もう少し早く私が動いていれば……紗織様、申し訳ありません」


今宮さんが頭を下げてくるので
私は慌ててしまう
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