隣のあなた。
『お爺様に…お会いしたかったですね』
そう私が言うと今宮さんは笑ってくれた
「こちらのマンションで、よろしいですか?」
私は今宮さんの言葉に頷いた。
今宮さんはマンションの説明、
そして、既に私の名義になっていること
「下にいたコンシェルジュには、会長が紗織様用のマンションだと話されていたようです」
だから、さっきの言葉だったんだ…
本当に私の事を想っててくれてたなんて、私は少し心が痛かった。
やっぱり…
一目でいいから会いたかった。