恋愛ドクター“KJ”
理性 Vs. 感情
ゴクリっと、大好きな三ツ矢サイダーをひとくち飲んだKJは、いつものやさしい口調で話を進めた。
「さっきの、教室でのジャンケン・ゲイムだけど、アスカは最初に何を出したか覚えてる?」
KJがそう訊ねると、
「え~? 何だったかな。パーだったかな。
あれ? えーっと。
そうそう。グーよ、グー」
アスカにとっては思い出したくな記憶だが、何とか、最初にグーを出したことまでたどり着けた。
「そうだね。アスカはグーをだしたんだ。僕はパー。
じゃあ、なんで、アスカはグーを出したの?」
それがKJの次の質問だった。
「何でって、そんなの意味なんてないわよ。
ただ何となく、グーを出しただけだし‥‥」
その答えは、誰もが感じるままのものだった。
それ以外に答えがあるはずもない。
「さっきの、教室でのジャンケン・ゲイムだけど、アスカは最初に何を出したか覚えてる?」
KJがそう訊ねると、
「え~? 何だったかな。パーだったかな。
あれ? えーっと。
そうそう。グーよ、グー」
アスカにとっては思い出したくな記憶だが、何とか、最初にグーを出したことまでたどり着けた。
「そうだね。アスカはグーをだしたんだ。僕はパー。
じゃあ、なんで、アスカはグーを出したの?」
それがKJの次の質問だった。
「何でって、そんなの意味なんてないわよ。
ただ何となく、グーを出しただけだし‥‥」
その答えは、誰もが感じるままのものだった。
それ以外に答えがあるはずもない。