恋愛ドクター“KJ”
 「そうだなあ、友達何人かで集まって、夏休みに、どこかに遊びに行かないかっていう話題を振るのはどうかな。
 遊びに行く人数は何人でもいいんだ。クラス全員でもいい。
 そういう企画を出して、スケジュールを決めたいからって言って、自然に話し合える場所ができれば‥‥」
 KJの提案だった。

 「何だか分らないけど、それで上手くいくなら、その話を進めてもいいわね。
 みどり、祐二君を、その話に誘える?」
 アスカは進行係となっていた。

 「ええ、それは簡単だけど、いつならいいの?」
 
 「いつでもいいよ。僕は」
 「ああ、俺もいつでもいいぜ」
 KJと一也が返事をした。

 「それなら、今度の金曜日はどう? 明後日の金曜日よ」
 アスカが日にちを決めた。

 「わかった。明日、祐二君に話してみる。
 スケジュールが合わなかったら来週ってことでいいの?」
 みどりが確認する。

 「ええ、今週がダメなら来週でもいいわよ。
 まだ夏休みまでに二週間あるから」

 最後のまとめ役もアスカだった。





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