君は僕の英雄 僕は君の英雄
まあ、笑われようが気にしない。
だって俺は、本当に怖いのは間違ってないから…
勿論、恥ずかしいけど怖がってる時点でそんな考えなんて無意味だろ…
俺なんて昔からそうさ。
誰かに笑われては、逃げていた。
そんな自分が嫌だったさ。
「おい、お前逃げんなら今のうちだぞ?」
「こっちは忙しいんだよ!」
「…っ!」
そう言うと、俺を殴ってきた。
俺は、勿論殴られるしかなかった…
俺にもう少し勇気があれば良いのに…
「大丈夫!?、遥斗くん!」
「五月蝿えんだよ!」
「…っ!?」
不良が大声で怒鳴りあげて、責められてる彼女が怯える。
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