大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
エレベーターで最上級の階に上がるとムスッとしながら社長室に向かう。
アイツもアイツよ…前持って私が来る事を伝えておきなさいよ!?
私が恥をかいたじゃないのよ。
行く途中も何十人の社員にジロジロ見られた。本当…気分悪いわ!
社長室に通る前に秘書の笹野の会う。
「あなたは…!?」
また?
「何よ…私がココに来たから文句でもあるの?」
ムスッと睨みつけてやった。
だが
「いいえ…お待ちしていました。社長は、中にいらっしゃいます」
冷静に対応してきた。
あ、そうか…この男は、事情知ってるものね。
「そう…失礼するわ」
ノックもせずにドアを開けるとアイツが社長室が居た。
「どうした?えらいムスッとした顔して…」
ニヤリと笑みを零しながら言ってくる。
コイツ…もしかしてワザと言わなかったわけ!?
「あんたねぇ~受付嬢や警備員に言っておきなさいよ!?
呼び止められ恥をかいたじゃないのよ」
怒鳴りつける。
「あっ?あぁ、言うのを忘れていた。
そんな事より書類持って来たんだろうな?」