大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
「それって…」
言う前に言われてしまった。
気づいてたの…?
「お前の事だ。
それなりに形になれば、大きくしたいと思うようになると思っていた」
「それに…こんだけネットで話題になる実力があるなら
広げない手はない」
それって、つまり
私にもっと活躍してもいいってこと?
「いいの…?
私が活躍しても…」
「勘違いをするな。
社長として利益があるから使わない手はないと言う意味だ。
まぁ、お前にどれぐらい利益があるか分からないが…」
そう言い放ってきた。
相変わらず…素直じゃない奴。
素直に協力してやるから頑張れってぐらい言いなさいよ!?
「そ、それなら心配いらないわ。
あんたより有名になって稼いでやるんだから」
言い返してやった。
自分も素直になれないけど…
「ほう…それは、見物だな」
「えぇ、期待してて…」
何だか火花が飛んでしまう。