大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。

ムッ
それよりって何よ…それよりって!?

「もちろんよ。これでいいんでしょ?」
書類をアイツに差し出す。

黙って受け取ると中身を確認するアイツ。
「うむ。間違いないな。ご苦労…笹野
これをすぐに」

「承知しました」
秘書の笹野のは、すぐに受け取ると社長室を出て行く。

「ちょっと、それだけ!?
せっかく書類を届けてあげたのにお茶とか出しなさいよ?」
ご苦労って何よ…ご苦労って

「何だ?お茶淹れて欲しいのか?ってきり、すぐに帰るもんだと思ってたぞ」
ニヤリと笑みを零すアイツ。

カチンッ
やっぱりムカつくは…コイツ。

そうしたら
コンコンとノックの音が聞こえる。
「入れ」

「失礼致します」
ドアを開けたのは、女性社員。
おぼんにお茶を2つ乗せて持ってきた。

(あっ…)
何よ…用意させてあったんならそう言いなさいよ!?

相変わらず分かりにくい奴よね。
素直じゃないと言うか…

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