大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
恥ずかしくもあり、凄く嬉しい。
(私がこんなに人の役に立つなんて…)
社長令嬢として、してくれるのが当たり前だった自分。
なのに今は、人のためにやれる喜びを味わっている。
自分の中だと凄い進歩だわ。
しかし、もっと驚く事がおきた。
「えっ!?
取材をさせて欲しいですって?」
雑誌編集者が、私や教室を取材させて欲しいと依頼された。
「はい。今話題になっている教室をぜひ我が社に載せて頂きたいのです。
それだけじゃありません」
「もし、良かったら
我が社に出版してみませんか?」
えぇっ!?
出版…って私が?
あまりの驚きで頭の中が混乱する。
「あの…私なんかが、いいんでしょうか?」
恐縮してしまう。
「とんでもございません。あの素晴らしい作品を作り、人気も急上昇。
そんな一条院先生にぜひ出版して欲しいのです」
そう言ってきた。
そうしたら、すみれが
「えぇ話やん。
ぜひ出版したらええやん!!」
喜んでくれる。