大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
「凄いです…梨花さん。ますます憧れちゃいます」
大興奮気味に言う彩美。
えっ…でも
こんな私でも出版として本を出せるなんて夢のようだ。
頭の中は、もあり不安にもなる。
本当に出版してもいいのだろうか?
「…少し考えさせて下さい」
「梨花…」
急に言われたもんだから戸惑ってしまう。
簡単に決められる事じゃないし…
その日は、出版社の人の名刺を貰い帰ってもらった。
自宅に帰ってもその名刺を眺める。
「……ハァッ…」
思わず溜め息を吐いてしまう。
今は、キッチンで料理を作ってる最中だった。
どうしょう…アイツに相談してみようかしら?
あ、いや…最近何かがあるとアイツに相談ばかりしている気がする。
それじゃあ、1人じゃ何も出来ないみたいじゃない!?
ダメよ…それは
自分で何とかしなくちゃあ…いい話じゃない。