大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
いや……だって
ヤキモチでしょ!?どう考えても
「そんな雑誌に載るぐらいで男が寄ってくるとか考え過ぎでしょ!?ありえない。」
いくらなんでも無茶がある。
どんだけ私を高くしてるのよ!?
「お前は、隙が多過ぎる。
だからこないだだって……」
どうもこないだのが、まだ気になるらしい。
意外とヤキモチ妬きだ。
唖然としつつ笑ってきた。何だか可愛く思えてくる。
「何が可笑しい?」
笑っている私を見てムスッとするアイツ。
「あら、ごめんなさい。つい可笑しくて……」
そう言いつつまた笑えてくる。あぁ可笑しい。
「それだけじゃないぞ。勝手に決める事に怒ってるんだ。お前は、俺の妻になったんだから言わずに決めるとか、それだと夫婦の意味がないと言っているんだ!?」
どうやら自分を頼ってくれないのも嫌だったらしい。
怒る理由が子供っぽくて可愛いらしい。
まったく困ったものだ。
「分かったわ。次からは、ちゃんと相談するから
ごめんなさい」
素直に謝った。
「何だか馬鹿にされた気分もするが…以後気を付けろ」
半分納得してないみたいだったが許してくれたらしい。