大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。

いや……だって
ヤキモチでしょ!?どう考えても

「そんな雑誌に載るぐらいで男が寄ってくるとか考え過ぎでしょ!?ありえない。」

いくらなんでも無茶がある。
どんだけ私を高くしてるのよ!?

「お前は、隙が多過ぎる。
だからこないだだって……」
どうもこないだのが、まだ気になるらしい。

意外とヤキモチ妬きだ。
唖然としつつ笑ってきた。何だか可愛く思えてくる。

「何が可笑しい?」
笑っている私を見てムスッとするアイツ。

「あら、ごめんなさい。つい可笑しくて……」
そう言いつつまた笑えてくる。あぁ可笑しい。

「それだけじゃないぞ。勝手に決める事に怒ってるんだ。お前は、俺の妻になったんだから言わずに決めるとか、それだと夫婦の意味がないと言っているんだ!?」
どうやら自分を頼ってくれないのも嫌だったらしい。

怒る理由が子供っぽくて可愛いらしい。
まったく困ったものだ。

「分かったわ。次からは、ちゃんと相談するから
ごめんなさい」
素直に謝った。

「何だか馬鹿にされた気分もするが…以後気を付けろ」
半分納得してないみたいだったが許してくれたらしい。

< 135 / 167 >

この作品をシェア

pagetop