大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。

「あら、ごめんなさい。つい……嬉しくて」
そう言いながらまた、笑ってしまう。

だって嬉しいんだもの。

「完全に馬鹿にしてるだろ……お前」
ムスッとしながら私に抱きついてきた。
ちょっと……

「ちょっと、急に抱きつかないでよ!?」
慌てて言い返すと

「うるせ―よ!」
そう言いながらkissをされる。
何だか、これで誤魔化されるようでムカつく。

そう思いながらもそのkissに応えた。
アイツのkissは、相変わらず甘くて胸が苦しくなる。

その後、数ヶ月が経つ。
何冊かに分けて私は、本を発売した。
人気も上々で、教室の参加希望者も増加していく。
嬉しい事ばかりだ。

だが、そんなある日。
アイツは、突然こんな事を言ってきた。
「おい。今度新婚旅行にハワイに行くぞ!」と

はぁっ!?
突然何を言い出すの?
アイツの真意が読めないため困惑する。

「ちょっと、急に何を言い出すのよ?
正気で言ってんの?あんた…」
いくら何でも急にハワイに新婚旅行と言われても都合があるから困る。嬉しいけど

「新婚旅行って言うのは、冗談だ。
仕事でハワイに行かないといけないから、ついでに
お前らも来い」

何だ……仕事でか。
少し残念気持ちにもなった。
いや、それでも急な話じゃない!?

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