大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。

「いや、だから急に決めないでよ!?
こっちだって教室があるのに…」
休業しないといけなくなる。

「仕方がないだろう。
急な仕事なんだから、お前らも来い」

「何よ、それ!?
なら、あんた1人で行けばいいじゃない」
必要なのは、あんただけなんだから

だが
「アホを言うな。1週間もお前らを残しておく方が心配だ。すべこべ言わずに来い」
そう言ってきた。

まったく…
心配ってどんだけ心配性なのよ!?
寂しがり屋だったり、心配性だったり
忙しい人よね。
小さい子じゃあるまいし、1人でも大丈夫なのに。

あ、逆か!?
アイツが1人じゃダメなんじゃん。
すっかり家族に居る事に慣れてしまったらしく1人だと調子が狂うらしい。

仕方がない。
どうしてもと言うなら、行ってやるから
私は、そう思う事にした。

結局、アイツのためにハワイに行く事になってしまった。
教室は、しばらく休む事に
ハワイなんて久しぶりだわ。昔は、よく家族と行ったものだ。

当日。
私達は、飛行機に乗りハワイに行く事になった。
真っ青な空に綺麗な海。
どれも久しぶりで懐かしい。早く海に行き泳ぎたい。

「ママ凄いねぇ~大きな水溜まり」
初めて見る海に興奮しながら言う美桜。
美桜……それ水溜まりじゃないわよ!?

「あれは、海って言うのよ。ハワイの海…
綺麗でしょ?」

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