大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
とりあえず黙っておく事にした。
そして、美桜と香月を連れてホテルに戻った。
戻った後は、食事などの必用以外は、部屋で大人しくしていた。
アイツが帰って来たのは、夜になってからだった。
これだと一緒に行ってハワイに行った意味がない。
まぁ、仕事目的らしいし、仕方がないけど
「遅かったのね?」
「あぁ、取引関係が長引いてな。ったく、俺を待たせるとかどう言う女だ」
ブツブツと不機嫌そうに文句を言うアイツ。
えっ?
取引先の人って女性だったの!?
しかも、短気なアイツを遅刻して待たせるとか、
一体どんな人かしら?
そんな意味で興味を持ってると
「おい。明日は、食事会があるからお前達も来いだとさ
何故か、取引先の女社長がお前に興味を示している」
突然そんな事を言われ驚いてしまう。
「取引先が私に……?何でよ?」
「俺が知るかよ。とにかく今回の相手は、ハワイだけじゃなく
アメリカやニューヨークなど世界に活躍しているやり手女社長だ。
くれぐれも俺に恥をかかせるなよ?」
そう上から目線で言ってきた。
ムカッ
「失礼しちゃうわね!?
誰に対して言ってるのよ?私は、これでも社長令嬢よ。恥じるような教育なんてしてないわ」
負けじと言い返した。
「それならいい。
ほら、これ取引先の会社に使ったデータだ。
一応お前も目を通しておけ」
資料を私に渡してきた。
徐にそのデータが書いた資料を読む。
へぇ~確かに世界に活躍しているだけあって凄い資産家だわ。
だが、その女社長の名に目が行く。