大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
女社長・アンナの真意。
「くぅ…別に分かっていない訳じゃない。
それにあまり妻にベタベタしないで下さいよ…ミス.アンナ」
ムスッとした表情をするアイツ。
するとニヤリと笑うアンナさん。
「おや?ヤキモチか?女同士の交流に口を挟むとは、
男として情けないねぇ~ミスター.直輝」
「それは、とんだ誤解ですよ!」
「おや?私には、そう見えるが…
まぁ、こんな可愛い嫁や子供が居たら気持ちは、分かるけどな」
そうニヤニヤに言いながら私の横で言う。
えっ?
何…この状況は…!?
何だか私だけポツンと取り残された気分だった。
アンナさんは、アイツと仲良さそうに見えるが…気のせい
だろうか?
「あの…2人共仲がこのいいんですか…?」
すると『はぁっ!?』とこちらに振り向きながら言う2人。
あ、息がピッタリだ。
「おい。どう見たら仲良しに見えるんだ?」
「それは、心外だな。ミス.梨花
それに私が興味があるのは、君だよ?」
私の手を握る。
えぇっ…?
あの……アンナさん?
すると無理やり私をアンナさんから剥がし抱き寄せるアイツ。
「だから梨花は、俺の妻だ。
あんまり近寄り過ぎないで下さいよ!!」