大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
「ムッ…彼女を独り占めするとは、男らしくないぞ」
「男らしくもクソもあるか。
俺は、自分のものを捕られるのが嫌いなだけだ。
いくらあなたでも……」
ギロッとアンナさんを睨み付けるアイツ。
ちょっと、勝手に話を進めないでよ!?
それにアンナさんに失礼な態度をとるなと言いながら
自分が1番失礼な態度をとってるじゃないのよ!?
「ねぇ、一体何なのよ?
この状況をちゃんと説明してちょうだい」
そう言うとハァッと溜め息を吐くアイツ。
「見れば、分かるだろ?
ミス.アンナは、取引先の女社長だ」
いや、どう見たってそんな風には、見えないわよ!?
取引先のならもっと、丁重に接しなさいよ。
「どう考えても分からない。ってか、昔からの知り合いとかなの?あなた達…」
「いや、正式に会ったのは、昨日が初めてだ。
それ以外は、部下を行かしたからな」
そうアッサリと言うアイツ。
えっ!?
昨日が初めてなの?そんな風に見えないのに
「でも、知り合いでもないのに…よくあんな態度をとれるわよね?言いたい事を言ったり
「はぁっ?それは…この人があまりにも破天荒な事ばかりやるからだろーが」
そう失礼な言い方をするアイツ。
「はってんこう?
よく分からんが、ミスター.直輝。私に失礼な事を言うものじゃないぞ」
そう指摘するアンナさん。