大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。

「ほら、コイツもそうだと言っている」

言ってる訳ないでしょ!?
まったく…。
呆れながら見ているとデスクの電話が鳴り出す。

「電話か…」
香月を私に渡すと電話に出るアイツ。

どうやら取引先が会社に来たようだ。
なら、渡す物は、渡したしそろそろ帰ろうかしら

おんぶヒモを取り出し香月を固定させると立ち上がる。
立ち上がるとアイツが気づく。

「何だ…もう帰るのか?」
電話を切りながら言ってくる。

「えぇ、お得意様が来たんでしょ?
書類も渡したし…お昼になるから帰るわ」
いつまでもココに居ても仕方がないし。

「少し待ってろ。
すぐに終わるから飯なら一緒に食いに行くぞ」

えぇっ!?
まさかの食事のお誘いに驚いてしまう。

「…まぁ…そう言うなら…」
断る理由も特に無いし。

仕方がなくお得意様が話をしている間は、デスクの方の椅子に座り待っていた。
話は、15分程度で終わった。

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