大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。

全力で逃げろって……いくらなんでも

「まぁ、逃げるように頑張るけど…」
ってか、そこまでする必要があるのかしら?

まぁ、凄い人では、あるけど…
だけど、気さくでいい人だし、出来たら仲良くなりたいと思った。
しかし短いバカンスは、あっという間に過ぎてしまう。

私達は、そのまま日本に帰国する。
アンナさんは、あれから会う事は、無かった。

「へぇ~そんなデンジャラスな女社長が居たんや?」
すみれが驚きながら言ってくる。

「う、うん。もう凄かったの
でも…男前なのに綺麗で素敵な人だったわ」
アンナさんを思い出しながら伝えた。

「いいなぁ~私も会ってみたいです。
そんな素敵な女社長さんに」
彩美まで興味津々になっていた。

「確かにすみれや彩美にも会わせてあげたかったわね。きっと、いろんな意味で驚くと思うわよ」
そう言いながら話をして盛り上がる。
途中で、美桜達を幼稚園に迎えに行く時間になったのでマンションを出た。

そして、帰ろうと歩道を歩いていたら意外な人物が前の方に立ちはだかる。
「また、会ったね?ミス.梨花」

「えっ……?どうして…ここに?」
驚きを隠せれなかった。
何故アンナさんが目の前に居るのだろうか?

「もちろん仕事でだよ。日本にも進出も考えているんでな」
ニヤリと笑みをこぼすアンナさん。

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