大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。

「そ、そうなんですか…?」
驚きを隠せずに唖然とする自分。

「な、何や…もしかしてあの人かいな?アンナさんって人?」
すみれが、驚きながら尋ねてくる。
私は、びっくりながらも頷いた。

するとアンナさんは、喜びながら
「また、会えるなんて嬉しいよ!」と言いながら抱きついてきた。

えぇっ!?
動揺を隠せなかった。
何も言えなくなってると美桜が
「アンナおばちゃんよ。美桜も抱っこ~」
そう言って抱っこをねだってきた。

「よしよし。抱っこしてやるぞ」
そう言い美桜にも抱きつくアンナさん。

「あの……日本に来た理由は、分かりましたがどうしてここに私が居るって分かったんですか?」
待ち伏せしていたのだろうか?

すると抱きついていた手を離し、私の前に立つ。
颯爽と立つアンナさんは、やっぱりカッコいいと思う。
しかし、言うことは…

「そんなの決まっているじゃないか。
探偵を雇い捜させた。今も何処かに潜ませているぞ」
さらりと凄い事を言ってきたじゃないか

はい!?
驚いて周りを見渡す私達。若干引き気味になりながら

「さて今日は、邪魔な男も居らず綺麗なレディ達が居るなら、好都合。一緒にお茶でもしないかい?」
そう言って誘われる。

一緒にお茶……?
どうしたらいいか戸惑ってしまう。
アイツにアンナさんの秘密を教えてもらったから余計…

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