大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
「まぁ手作り
食べるのが楽しみだわ。さっそく頂きましょう」
嬉しそうに喜んでくれた。
「フフッ…直輝さんも私の作るクッキー気に入ってくれてるんですよ。ねぇ?」
ワザとアイツに話をふってみる。
見ると
「……。」
何とも言えない目で私を見ていた。
ムッ
「…何よ?その顔は…」
「気持ち悪い…」
はぁっ!?
「ちょっと、気持ち悪いって何よ?
気持ち悪いって…」
失礼しちゃうわね!?
「だって、お前…普段俺のこと名前で呼ばないくせに。
それにいつ俺が、お前の作ったクッキーが気に入ってると言った?」
ちょっと
話ぐらい合わせなさいよ!?
しかも、ムカつく。
「あら、嫌だ…いつも言ってるじゃないの?お忘れになって?」
おホホッと笑って誤魔化した。
「へぇ~なら、いつも言ってくれるんだよな?
忘れるなよ…その言葉」
ニヤリと笑みを零してきた。
ゲッ!!
何か変な墓穴を掘ったかも…