大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
「そんなのおかしいだろ!?
母さんは、俺を必要としてないのか?」
眉を寄せて複雑そうな表情で怒鳴るアイツ。
「違うわ!!」
私は、大声で否定をした。
「ふぇぇ~ん」
声に驚いた香月が泣き出してしまう。
「ママもおじちゃんもプンプンは、メッよ?
かじゅ…えーんえーんするのよ」
美桜が不安そうに言ってきた。
「美桜、香月…びっくりさせてごめんね。よしよし」
2人をあやしながら私は、アイツに告げる。
「お義母様は、あなたの事を大切に思っているわ。
だからこそ…言えなかったのよ!」
苦しい思いをさせたく無かったの。
今の生活を大切にして欲しかったからこそ…
「……何故だ?」
「私も母親だから分かるの。子供に負担をかける事は、避けたいのよ…苦しめたく無いから」
「だって…私にも分かるから」
涙が溢れてきた。
あなたには、分かって欲しい。
お義母様の気持ちを…