大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。

「泣いてもって誰が泣くかよ…」
そう言いながら顔を肩に乗せる。
抱き締めてる手は、力強く震えていた。

(素直じゃない奴…)
そう言いながらもアイツを抱き締めて返す。

「大丈夫よ。
お義母様は、きっと無事よ!あんたのお義母様だもん」

大丈夫。
きっと大丈夫だから

「……。」
黙ったまま何も言わないアイツ。
私は、アイツの背中をポンポンとあやすように叩いた。

数分後。
落ち着いたのか私から離れる。
表情を見ると微かに涙目になっていた。

「泣き顔…初めてみたわ」

「うるせー」
そう言いながら私にkissをしてきた。
強引ながらも甘いkissだった。

戻ると舞さんが香月と美桜をあやしていた。
2人共ぐずっており大変そうだ。

「舞さん。子供達の面倒を見させてごめんなさい」
慌てて駆け寄る。

「ママ~」
私にしがみついてくる美桜。

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