大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
母の思い。
「まったく…コイツには、敵わないな」
そう言って美桜の背中を叩いてあやすアイツの表情は、とても優しかった。
「……そうね」
クスッと微笑んだ。
美桜の言う通り…アイツとお義母様は、一緒ね。
親子なんだから
翌朝
私は、子供達が居るから先に帰った。
アイツは、そのまま病院に泊まって行った。
美桜を幼稚園に送り届けると家事をそこそこに病院に向かう。
まだお義母様は、目を覚ましていないらしい。
タクシーから降りると病室に向かう。
中に入るとアイツと舞さんが居た。
「どう?お義母様の様子は?」
「おはようございます梨花さん。
まだ目を覚まさなくて…」
「…そう。」
目を覚ますには、まだ時間がかかりそうだ。
「じゃあ、俺
仕事があるからこのまま会社に向かう」