大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
だからきっと
後悔は、していないと思う。
安らかに眠ってくれるだろう。
私は、泣くのを堪えてるアイツに寄り添った。
お通夜と葬式には、たくさんの人が参列して下さった。
そして多くの人が悲しみ涙を流してくれる。
しめやかに行われたが、これだけの方が来てくれるって事は、お義母様の人柄のお陰だろうか。
美桜と香月は、また何が起きたのか分からずにきょとんとしていた。
「ばあばは、ねんねしてるの?
皆…おみまいしゃん?」
美桜は、不思議そうに首を傾げた。
説明してもどれぐらい理解出来るか分からない。
むしろまだ知らないままがいいのかもしれない。
「そうね。今度からお空の病院行くから、皆お見舞いに来てくれたのね」
「早く治りゃといいねぇ~」
ニコッと笑顔で言う美桜。
その言葉が、また余計に悲しくなる。
私は、美桜と抱っこしている香月をギュッと一緒に抱き締めた。
涙を流してながら…