大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
お遊戯会&バザー。
それから数日後。
お義母様が参加出来なかったお遊戯会が行われる事に
美桜のチューリップ組は、妖怪ダンスをやることに
練習もしたので楽しそうに踊っていた。
私は、香月を抱っこしながらリズムに乗る。
アイツは、黙ってビデオカメラで撮影をしていた。
お義母様も見たかっただろう。
そう思うと何だか切なくなった。
チラッともう一度見るとアイツが
「なかなか上手く踊っているな。アイツ」
そう感想を呟いていた。
「えぇ、たくさん練習したからね」
「そうか…」
クスッと微笑む。
何となくお義母様に似てるように感じた。
それは、お義母様の息子なんだと感じる。
お遊戯が終わると美桜が私達の所に駆け寄ってきた。
「ママ、おじちゃん 。
美桜上手く踊れた~?」
「えぇ、とても上手く踊れたわよ。
凄く可愛かったわ」
「なかなか良かったったぞ」
アイツは、美桜の頭を撫でながら言う。