大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
そしてアイツも一緒にバザーに参加する事になった。
幼稚園のホールにシートを広げて出品する服を出す。
色々あったから、あまり服を作る事が出来なかった。
でも、昔美桜が着ていたのを多数出す。
すべて手作りだし、自分でも自信作だったので多分大丈夫だろう。
「ふ~ん。
これを出すんだな?」
横で香月を抱っこしながら不思議そうに服に触れるアイツ。
「フフッ…なかなかの出来でしょ?
これなら売れるかなぁ~と思って」
そうしたら
「うわぁ~さすが梨花さん。どの服も可愛いですね」
彩美の方が食いついてきた。
「ありがとう。
彩美は、何を出したの?」
「私は、家にあった物や前に住んでいた地域の物とかを…いいのじゃないから恥ずかしいです」
苦笑いしながら言う。
「大丈夫よ。
きっと売れるわよ」
一緒に笑顔を見せながらチラッと反対方向のすみれの方を見た。
彼女のは、関西グッズが多くある意味彼女らしい物ばかりだった。
「凄いわねぇ~すみれのも」
「なかなかいいやろ?関西グッズは、おもろいのばかりやで」
そう言いながら豪快に笑う。