大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
「それは、いいアイデアですね。
一条院さんの作る服は、美桜ちゃんによく似合ってて素敵ですからね。俺も応援します」
絶賛するように褒めてくれた。
「えっ…ありがとうございます」
褒めてくれるので照れてしまう。
それを面白なさそうに見ていたアイツ。
「誰?アイツ…」
「あ、鈴原先生ですよ。美桜ちゃんの担当保育士で
あの先生…梨花さんに好意持ってるんです」
彩美が、アイツに話してしまう。
「ふ~ん」
眉を寄せるながら呟く。
そうしたらアイツに抱かれて眠っていた香月がぐずりだした。
「ふぇっ…」
アイツは、ニヤリと笑みを零すと私に
「おい、梨花。
香月が目を覚ましたぞ。お腹空いてるんじゃないのか?」
そう言って話しかけてきた。
「えっ?
あら、大変…」
私は、振り返るとアイツの所に行き香月を抱き上げた。
よしよしとあやしていると
鈴原先生がアイツに気づいた。
「あれ?お見かけしない方が居ますね?」
あ、そうだった。
鈴原先生は、初対面になるんだったわね。
う~ん。どう説明したらいいのかしら?