【完】あんな美容師に騙されない!
携帯を見ると、望であった。
「はいー、なに」
「なにーじゃないよ。出るの遅いよ。
どうせ、今起きたんでしょ。今日でしょ。ベニ行くの。忘れてないでしょうねー?」
「‥‥大丈夫、さっき思い出した。ねぇ
、今日行かなきゃダメ?」
私は、弱気な声で望に言った。
「ダメ!一応、どんな形にしろ誘われたんだから行かなきゃ。そんなことでぐすぐす悩んでたら男出来ないよ」
「う、うん。分かったよ」
「早く、準備してね。ベニで待ってるから」
「はーい」
私は、電話を切りベニに行く支度の準備をする。
まず、2分でご飯を食べ終えて、歯を磨く。
歯を磨き終えたら、服選びだ。
服選びが悩む。