【完】あんな美容師に騙されない!
服はいつもは友達に会うと薄いピンクの柄が多い。
でも男性に会うとカジュアル系にする。
初対面にしろ、親しい人でも、自分の本性を見られてしまうのがやだからだ。
本当は濃いピンクを着たい私にとってはなんとも苦痛なのだ。
そういうことを思い、服を選んでいた。
すると、時間は過ぎていた。
9時35分。
やばい。早く決めなきゃ。
本当は行きたくない。
でも、望が言っていることが正しい。
行かない訳にはいかない。
社会人であるから謝っておかなくてはならない。
服を選んで、化粧などの身支度済ませてアパートを出た。
25歳になりながらも、ダッシュでベニに向かう。
社会人になった今も学生時代の気持ちは変わらないし、生活習慣も変わらない。