【完】あんな美容師に騙されない!


ガラッと開けると、子ども達は友達と話していたのをやめて席に戻った。



子ども達が席に戻ると、はい!と手を挙げて熊谷くんの友達が私に言ってきた。



「池脇先生。一時間目は、築地先生じゃなかったんですか?」


「ちょっと、用事できたから。私が午前中担当することになったの。宜しくね」


子ども達は、後ろを振り返り、友達と話し始め、教室がざわざわし始めた。

「はい、静かにしてー!授業始めるよ」



私は、手を叩いて、子ども達に言った。





子ども達は静かになり、前を向き授業の体制を整えてくれた。




「教科書出して。
今日は注文の多い料理店をやるから、ページ開いて」




私は子ども達に言った。


子ども達は、私の言ったことを聞き、教科書を開いた。




注文の多い料理店の説明をしようと私が話し始めようとした時であった。




熊谷くんは手を挙げて、先生と言ってきた。


私は何でしょうと答えた。
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