【完】あんな美容師に騙されない!
「これで、おあいこな。だから、俺の部屋に来い!分かったな」
私は、変人美容師の押しに負けて渋々了承した。
部屋に戻った私は、変人美容師の部屋は一体どんな感じなのだろうと考えながらご飯を食べる準備を始めた。
ご飯は、カレーにした。
私の得意料理。
まあ、皆作れる料理定番なんだけどね。
作れないよりマシだと思う。
カレーを食べ終わり、お風呂に入った。
服を脱ぎ捨て、湯船に浸かる。
今日の出来事を考えていた。
朝から、朝比奈に副担任だからなときつい一言を言われて。
そして、築地先生は熊谷くんに怒り。
まさかの、私は午前、授業全部。
午後は、朝比奈に頭を撫でられ、帰りには朝比奈に抱き締められる。
朝比奈は、一緒に仕事するようになり私にとっては弟的存在だ。
分からなくなったら、私が教えて、私が分からなくなったら、望が教える。
という同期から入社したら、そういう役割でやってきたから、今日朝比奈がこいいう行為をしてくると思わなくて、正直驚いた。
湯船からあがり、髪を洗った。
変人美容師の言う通り、髪のとおりは悪かった。
髪を撫でて、シャンプー、リンスをつけて髪を洗った。