一人
そんな陰湿ないじめは続いたのだ



一年生

二年生



そして三年生と…



『こんなの大丈夫だ』

『ただの嫌がらせだし』

そう思ってた私の心は荒んでいった


いつしか“ポジティブに考えよう”ではなく

“こんな小さな事で悩んではいけない”
“人に迷惑をかけてはいけない”
“相談なんかするな自分で解決しろ”

と、自分に言い聞かせていた



こんなちっぽけなことにいちいち悩んで死にたいなんて思えるなんて私は恵まれてる

少しの我慢、少しの我慢


どんなに辛く死にたくなるときもこの言葉を呟いてどうにか衝動をおさえた








そんな自分が嫌いだった
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