君の隣

しかし、形勢が一変した。




7月20日に、将軍家茂公が亡くなった。





その報が届くと、小笠原殿は、小倉口の征長軍を解散させてしまった。




戦う理由が無くなった諸国は、次々と自国へ帰って行った。




なつ「今、攻め込めば、確実だね!」




高杉「無駄な死者は出さん。篝火を焚いて、いつでも、攻めれるぞと見せつけろ。精神的に追い詰めて、内部分裂を起こす。向かって来た奴らだけ倒せばよい。」



なつ「優しいんだね。」




高杉「なっ・・・。」




高杉は、真っ赤になった。




谷の読みは当たり、内部分裂した小倉城は、長州が落とした。





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