君の隣
私は、山崎さんの処置をして背中におぶった。
なつ「山崎さん・・・。しっかりして・・・。今から、新選組の所まで送るから・・・。」
山崎「何で・・・。殺さ・・んねん・・・。しかも・・・。敵陣まで、敵を運ぶなん・・・はぁ・・・。はぁ・・・。あんた・・・。アホか?」
なつ「運んで貰っておいてアホって・・・。口が悪いわねっ。兄から・・・っ。あなたのこと聞いちゃったからっ・・・。」
山崎「兄?」
なつ「そ!京で情報屋の勝!」
山崎「あぁ・・・。あんた・・・。あん人の妹かいな・・・っ。」
なつ「そう・・・。新選組の監察方の山崎は、新選組の副長と局長の絶大な信用されてるって・・・。」
山崎「はは・・・。そうか・・・。なんか、照れるな。」
なつ「だから、あんな所でくたばってたらダメでしょ。監察方なら、報告してから、くたばりなよ。」
山崎「はは・・・。沖田組長とか、土方副長が敵やのにあんたの事・・・気に入ってるのが・・・。わかるわ・・・。」
なつ「あの二人とは、いつか決着つけるつもりだから、そう言っておいて・・・。」
山崎「あぁ・・・。ありがとう・・・。」
私は、敵陣の近くまで山崎さんを運び、山崎さんを寝かせると、空に空砲を撃った。