君の隣
私は、新選組の後始末をしろとの事だ。
何でも、分裂して、散り散りになったらしい。
それを調べて、始末しろとの事だった。
私は、第一線から外された。
悔しかったが、決着をつける良い機会だと思うようにした。
そして、調べ始めてすぐの時、大久保大和と名を変えた近藤さんが捕まったと知らせが来た。
私は、急ぐも、斬首された後だった。
夜中に近藤さんが斬首された場所に行くと、数人が、穴を掘っている。
なつ「何をしてるんですか?」
「っ・・・。お前・・・。何者?」
数人が大事に抱えているのは、斬首された近藤さんの首だった。
なるほど・・・。近藤さんの首を他に埋葬するのか・・・。
ということは、こいつ等は、新選組に関係する奴ら・・・。
なつ「私は・・・。長州藩隠密隊のなつと申す。」
名乗った瞬間、相手が抜刀した。
私は、すかさず、懐の銃を出して、相手の肩を撃った。
「う゛っ・・・。」
なつ「別に行って良いよ。あんたたちの大事な師なんでしょ?」
「え?」
なつ「私も、昔・・・。同じ事をしたことあるから・・・。」
私は松陰先生の時の事を思い出していた・・・。
ゆっくり、周りの男たちが、離れていく。
なつ「一つだけ、伝言お願いします。土方さんと沖田さんに・・・。決着をつけに行きますと・・・。」
そう言うと、男たちは、闇に消えていった。