君の隣
2日で帰るつもりが、5日かかり、やっと萩に帰ってきた。
なつ「ただいま戻りましたー。」
稔麿「お帰り。」
伊藤「初めまして。伊藤です。」
なつ「初めまして。なつと申します。宜しくお願いします。」
すると、バチッ。
頭を叩かれた。
なつ「痛っ!何するの!」
高杉が後ろに立っていた。
高杉「お前、2日休みますって言って、どれだけ休んでいる!」
なつ「あぁ。ごめん!」
久坂「心配してたって言えばいいのに。」
高杉「うるさい!」
なつ「ありがとう!高杉。」
あ!先生!
私は先生に駆け寄った。
なつ「松陰先生!ただいま戻りました!」
松陰「あぁ。おなつ。お帰り。」
なつ「先生、これ、お土産です。」
私は、新たに手に入れた禁書を渡す。
松陰「おぉ!これは!ありがとう!」
そして、文様に、お金を渡す。
文「いつも、ごめんね。」
なつ「いいえ。私の方こそ、お手伝いしなくて・・・。」
文「いいんですよ。そんな事気にしないで。」
私達は、少し世間話をした。
そして、先生達とまた討論を繰り返す。
いつもの雑魚寝をしようと布団の用意をした。
すると、高杉が明らかにおかしい。
いつもは、私の隣は、松陰先生と稔麿さんか久坂さんだ。
なつ「あ!伊藤さん!今宵はここにどうぞ。一緒に、お話をしましょうよ!」
伊藤「ありがとう!じゃあ・・・。」
高杉「お前は、向こうだ!」
そして、私の隣に、高杉が寝転ぶ。
なつ「ちょっと!いつも、私から、一番離れてるのに、何で、隣にいるのよっ!」
高杉「うるさい!今宵はここの気分なんだ!」
なつ「何それ?」
そして、私達は、夜中まで討論を重ねて眠った。
それから、高杉は、必ず、私の隣で眠るようになった。