君の隣
そして、萩に帰り、先生に会いに行った。
なつ「先生?」
松陰「あぁ!おなつ、久しぶり!すまなかったね。気持ちが落ち着いたよ!」
なつ「そうですか。良かった・・・。」
それから、しばらくして、先生は、江戸に送られることとなった。
姉上が言っていた、梅田雲浜様の件で繋がりのある者が捕まっている。
なつ「先生!絶対に変なことは言わないでくださいねっ!約束ですよ?」
松陰「変なこととは何ですか?はははっ。」
なつ「役目を済ませたら必ず行きますから!」
松陰「うん。待ってるよ!」
そして、先生は、江戸へ連れて行かれた。
私は藩からの依頼で、巷を賑わせていた、人斬り平田という奴を探していた。
とっ捕まえるか暗殺依頼。
まぁ、隠密隊は任を解かれたが依頼はしてくれる。私の腕を買ってくれているのだ。
そして、聞き込みと情報を駆使してやっと見つけた。
なつ「平田さんですよね?」
平田「お主何者!?」
なつ「武家のお嬢さんばかり狙って・・・。手込めにした後、斬ってしまうって・・・。悪趣味過ぎる。下手人捕まえるのとか、興味ないけど、あんたは、許せない・・・。捕まって?」
平田「お前・・・。岡っ引きか?」
なつ「惜しい!まぁ、格好は岡っ引きだから何も言えないけどね?」
平田「ふっ。お前のような変わったおなごもたまには良いだろう・・・。」
なつ「ふっ。ヤレるならヤってみな?」
すると、平田は私を殴ろうとしてきた。
気絶させて、手込めにするつもりか・・・。
私は、殴ろうとしてきた平田を避けてを手首を掴み、ねじ上げた。
平田「痛てててて!」
なつ「私に触れようなんて百年早い!」
そして、奉行所へ引き渡した。
そして、藩に報告して、また、江戸へ向かおうとしたとき、高杉家にまた呼ばれた。