君の隣



「松陰先生が処刑されました!」


高杉・なつ「え?」



高杉「今すぐ・・・。」



なつ「ダメっ!高杉は、萩に帰って!私が調べて状況を把握する。そして、伝えるからっ!ね?」


高杉「っ!・・・わかった。」



私は船を降りた後、すぐ江戸に戻る。




なつ「高杉・・・。先生の教えをよく考えて!」



高杉は、先生の書状を読んでいた。




高杉「なつ・・・。頼んだ・・・。」


そして私達は、別れた。



次、会うときは、高杉には、奥方がいる・・・。




心が痛いが今は、そんなことを言ってる場合ではない。








江戸に戻り調べた。





なんと、先生は、幕府の人と話す機会が出来たと考えて、以前の門下生17人と血盟し、井伊様の下で安政の大獄を指揮を執る老中間部詮勝の要撃を企て、そして、武器弾薬は、藩政府に、軍資金百両は、同志の土屋に調達を依頼したことを話してしまった。



それを知った幕府の井伊直弼が、松陰先生を死罪にした。




ただ、計画したというだけなのに死罪というには重すぎる刑だった。普通なら流罪だ。





許さない・・・。






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