君の隣




そして、私達は、伊藤さんの元へ行く。



なつ「こんばんは。」



伊藤「あれ?おなつちゃんに高杉さん?」




高杉は、酔っぱらうだけ酔っ払い、私の膝を枕にして、眠っている。



私は、先ほどの事を、話した。



そして、高杉は目を覚ますと、伊藤さんを説得を始めた。



遊撃隊、伊藤さん率いる力士隊、四番隊、約80名で新地を藩会所を襲撃する事になった。








高杉「いいか!皆の者!先が見えない今だからこそ、行動を起こすのだっ!前に進めば、必ず、見える物があるっ!」



全員「おー!」






私達、四番隊は、集まった。





なつ「皆、久しぶりね!懐かしんでいたいけど後にしよう。作戦を立てる!」




全員「はい!」




銀次「なつ隊長の下でまた暴れられるのは、嬉しいですっ!」




なつ「銀ちゃんの事、聞いてるよ!よく頑張ってるみたいだねっ!」



銀次「へへへっ!そのうち、抜かしますよ!」



下田「お前はバカか?お前が、隊長を抜けるはず無かろう。」




銀次「そんな事やってみないとわかんねぇよ!」




田沼「いや。瞬殺でやられると思うけど。」





なつ「はははっ!変わってないなぁ!でもその気持ちは大事だよ!」





そして、私達は作戦を立て準備をする。




高杉「なつ!ついて来い。三条 実美様に挨拶に行く。」




なつ「わかった!皆、後は、お願い!」



全員「はいっ!」




四番隊は、散り散りになり、伝達の準備を始めた。




高杉「お前の隊は、纏まっているな。」




なつ「そうでしょう?いい子達、ばっかりだから!」





高杉「そうか・・・。」



高杉は、嬉しそうに笑った。









私達は、三条様の元へ急ぐ。






高杉と三条様は何かを話されているようだが、私は、外で待っていた。






きっと、「見ていて下さい!」といった内容だろうと、予想はつく。






なつ「こちらの軍は80人あまり。上手く動かないと・・・。」





しばらくして、高杉が出てきた。





なつ「お帰り!」




高杉「あぁ。行くぞ。」




なつ「はいっ!」




そして、私達の戦いが始まろうとしていた。









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