竜王華伝 (完)
忘れた?え?知り合いにいたっけ?

こんな、イケメンなひと。

「…えと、その」

「俺、竜二。桜ノ宮 竜二。」

「あ、はい。竜二さん。」

「……ああ。」

すると、竜二さんのケータイがなった。

それに出る竜二さん。

ふつーにカッコいい。

「わりぃ、桃葉。また、明日来る。」

「う、うん!」

また、明日…か。

どこの誰か分からないのに、とても暖かい気持ちになる。

お医者さんに、いろいろ質問され
あたしが覚えているのは…中3までの記憶。

高校の記憶は、覚えてない。

だから、竜二さんは高校のときの人らしい

んー、分からない。
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