竜王華伝 (完)
「郁‼竜二君たち!乗って!」

郁の兄、六さん。ろくさん、じゃない。

リクさんだ。六とかいてリクって読む。

「ありがとうございます!六さん!」

「ううん、いいんだよ。」

助かる。

桃葉の、長いまつげは濡れている。

少しだが………。

泣いたのか?桃葉……。
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